個室へ

朝7:30、母より電話あり。
昨日、とうとう個室へ移り、母も泊まりこんだそうだ。
昨日の父は、とても苦しみ、酸素吸入量をいくら上げても、
60%代で、危険だったのだ。


今日は、弟や父の兄弟たちが集まり、
わたしも一人で駆けつける準備をしていたが、
母から、今日は大丈夫なので来なくていいと言われる。


母は、父の苦しみを最大限にとってもらうよう、
主治医にお願いし、モルヒネの点滴を開始する。
その際、師長さんに「娘さんは知っているんですか?」
と、聞かれたそうだ。
わたしが、訴えるとでも思っているのかしら?

 
もう、家族の願いはひとつ。
安らかに父を逝かせてください、ということだ。


しかしどんな処置をとっても、呼吸の苦しさは変わらず。
話すことさえ、できないほどだ。
ただ、意識ははっきりしているので、
よけいに可哀想だと言って、母は泣いた。
どんどん泣いていいよ、ここまで頑張ったのだから。


わたしも、自分の子供達に、おじいちゃん(父)の死が迫っていることを
話し、泣いてしまった。子供たちは、一瞬びっくりしたようにみえたが、
すぐに何事もなかったのように、元気に遊びだす。
なんだか、ショック!