母から衝撃の告白

父が4月に入院、6月2日に退院していたことは、知っていた。


その間、たまに電話口で涙ぐむ母の様子から、
父の病気は、重い糖尿病か、悪くて前立腺癌あたりかな?と、
勝手に思いこんでいた。


この日は、父68歳の誕生日。

久しぶりに、実家に電話をかける。


意を決したような、母の言葉。

母  「お父さんの病名言おうか?」

私  「覚悟はできてるから言って!」

母  「お父さん…癌なんだ…膵臓癌…。」

さらに、「肝臓に転移してるから、もう手術できないんだって‥。」


この後のことは、よく覚えていない。
ただ、この日の夜は、一睡もできなかった。


癌=死(この言葉が頭の中で、ぐるぐる回る)
この日から、父の病気以外に興味(意欲)がなくなり、
ネットで膵臓癌のことを、調べまくる。


辛い時の時間て、ゆっくりゆっくり流れるもんなんだね。
初めて知りました。


これから、父に起こるであろう様々な病状を想像して、
胸がはりさけそうだ。


同時に、ずっと忘れていた、幼い頃からの父との思い出をよく思い出すようになる。
(一つ残らず忘れないように、書き留めておこう!)
(よく遊んでくれた、優しいお父さんだったね。
  今は、孫の人気№Ⅰだよね。)


人は誰でも死んでいく。親だっていつかは死ぬ。
でも今までは、そんなの他人事だった。


分かっていたつもりだったけど、それが突然自分の身に
起こるなんて。


全く、心の準備ができていないよ。困るよ。